人生変わった。看護師のしんどい、辞めたいから抜け出す方法
2022.06.01
ブログ
ここ数年コロナの影響で多くの看護師さんが今まで以上に大変な思いをしてきました。今回は、今働きながら辛い思いをしている看護師さんに向けて、伝えたいと思います。
看護師がなぜ辛いのか
まず、なぜ看護師はこんなに大変だと言われているのでしょうか。キツイ、しんどい、やめたいと言っている方本当にたくさんいますよね。なぜこんなに辛いのか?理由を考えてみました。
そもそも人が足りていない
仕事内容が多岐にわたるにも関わらず、看護部にかかる予算は決められている。マイナスになることはあってもゆとりを持って看護師を配置する病院はあまり聞いたことがない。(あったらみんなで情報共有しましょう!)
にも関わらず女性が多い職場なので妊娠や出産、生理痛など女性特有の理由で急に人が減る可能性が高い。
しかし患者さんはずっと変わらず病院にいらっしゃるので一人当たりの仕事負担が多すぎる。
そうなると仕事が辛過ぎて辞める人が増える。この悪循環は看護業界ではよくあることですよね。
2022年に看護必要度の改定等があったみたいですが皆様の病院はいかがですか?少しでも負担が緩和されていたら嬉しいです。
【2022】看護必要度、ココが変わる!|ナースのための診療報酬改定(1)/看護roo!
求められることが多い
マルチタスクを求められるにも関わらず患者さん一人一人と向き合うことも当然とされる。事務作業がなんせ多い!リスク管理もしなくちゃ患者さんが危険な目に。
言い出したらキリがありませんが看護師さんは大体歩くのが早いのはそうしないと仕事が全く終わらないから。
命を守る責任と任される仕事の量の辻褄が合わない。給料がいいと言われて期待して働いた方も現実をみるとガッカリです。
理想の看護が出来ない
白衣の天使と言われる看護師像からはほど遠く、いつもイライラしたり汗だくになったり、「思ってたんと違う!!」と叫びたくなるくらいです。
患者さんとゆっくりお話して、近代看護教育の母と言われているナイチンゲールが定義した「看護」を提供するのは難しいかもしれません…。
しんどい、辛いから抜け出す方法
では、どうすればこの状況を抜け出せるか?どう言うマインドでいれば看護師がウェルビーイングでいられるか。考えてみました。
何をやりたくて看護師になった?
辛い時しんどい時はまずは初心に帰りましょう。
看護師国家試験を受験すると決めた時、看護学科や専門学校に受験することを決めた時、あなたはどんな思いでしたか?
たくさんの医療の知識を学び、患者さんと出会い、経験を積み、自分が充実していたと思うのはどんな時でしょうか。
安定しているから、給料がいいから、と言った理由の方もいるかもしれません。
理由はなんでも良いのですが、自分の理想の看護師としての働き方、できていますか?
まずは何が自分にとって優先で、足りていないのか具体的に考えてみましょう。紙などに書き出してみるのもおすすめです。
もっと広い世界を見よう
多くの方が今の現状を受け入れるしかない、自分が頑張るしかない、と考えているのではないでしょうか。
しかし私たちは看護師である前に一人の人間であり私たちの人生があるのです。
自分の人生の中に看護師という働き方の「選択肢」を持っているに過ぎないのです。
看護師だってフリーランスで働いたり、一般企業で働いたり、経験を活かして個人で事業をしたり、選択肢はたくさんあります。
もちろん病棟で働くことを選択するのも素晴らしいことです。
今ではインターネットで検索すればすぐに多くのコミュニティや交流の場が見つかります。一度違う職業の方と交流してみるのもいいかもしれません。
未来に行き詰まった時こそ視野を広げて見て見ましょう。
辞めようと思っていたけどやっぱり私には看護師が向いているなあ、と前向きな気持ちで考え直される方もいらっしゃいます。
世の中を良くするのはいつでもたった一人の小さな思い
ただ、私たちが現場で感じた違和感や不満はきっと色んなところで同じ気持ちになっている人がいると思うのです。
多くの人がそこで愚痴を言ったり、自分の中に閉じ込めたままにしてしまう。
それは本当に勿体無くて、その思いが働く環境を良くしたり、可能性を広げたり、視点を変えればこのモヤモヤはこの世の中をよくする力に変わります。
世の中を良くするのはいつでもたった一人の小さな思い。
患者さんのために日々全力で働く看護師だからこその視点があり、価値があるのです。
ただ「しんどい」「辛い」と抱え込まずに「こうすれば良くなる」と行った考え方をすることから始めてみましょう。
一人一人に寄り添う看護を提供したい
私も不満を持った看護師の一人で、このまま病院で働くのではなく世の中を更によくするサービスを「作る人」になりたいなあ、と思いました。
私は患者さんとお話する時間が大好きでした。終末期の医療にも関わりましたし、外来勤務では二次予防、三次予防の視点も学びました。
その中で私はただ健康だけを目的にするのではなく、一人一人の「幸せ」をゴールにしながら健康を支え、寄り添うサービスを作りたいと考えました。そしてバタバタと忙しい日々で患者さんの話を遮ってしまうことなくちゃんと向き合いたい。
それが今行なっているウェルビーイングナースのサービスです。
ウェルビーイングナースは名前の通りウェルビーイングをテーマにした看護師による個別健康サポートサービスです。利用してくださるのは通院中の方だけでなく、健康増進を目的としたかたも対象です。
ウェルビーイングナースのサービスは完全オンラインなので利用される方が移動する必要も無く、個別相談では誰にも知られず申し込みできるためプライバシーも守られます。予約枠が決まっているため待ち時間も無く、利用してくださる方のためだけの看護が提供できます。
看護師の視点で言うと、子育てしながら働いたり、少し違う分野の仕事をしながら看護師の資格を活かして働いたりと看護師の働き方も増え看護師自身のウェルビーイングにつながると考えています。
私たちも一人の人間。無理ばかりして看護師の仕事を嫌いになるのでは無く、自分なりの看護師としての働き方を見つけてみましょう。
看護師の皆さんも、もし何か迷ったり辛いことがあるなら今ウェルビーイングナースとして働いている私たちにご相談ください!