【9月26日】ととのうサロンオンライン座談会開催

ととのうサロン座談会のお知らせ

9月26日22時からオンライン座談会開催!

いつもカウンセリングナースのホームページを見てくださってありがとうございます!9月のととのうサロンでの座談会日程のお知らせです。

今月の開催日は9月26日22時から23時までを予定しております。座談会ではカウンセリングナースのメンバーと一緒にお話します。何気ない話をしながら日々の疲れをリフレッシュしましょう!
ご参加はこちらから↓


座談会に参加

ととのうサロンって?

ととのうサロンは看護師が運営するオンラインサロンです。

「心と体をととのえる」ことを目指しており、体が喜ぶ栄養の取り方を学んだり、ヨガ教室でリフレッシュしたりなど、日々のストレスで疲れている方や人間関係や仕事などで悩みや不安を抱えている方の安心できる居場所になればと思っております。

一人で頑張りすぎるあなたを支えたい。疲れた時はカウンセリングナースのいるアットホームなととのうサロンに帰ってきてくださいね。

今なら入会後2週間無料なのでこの機会にぜひお試し入会してみてください♪

【ストレスが多い人注意】疲れや不安、覚えのないアザはビタミンC不足?!

こんにちは。

最近どうも疲れやすい、イライラして気分が不安定、ぶつけた覚えもないのに「あれこんなところにアザがある!」なんてことありませんか。

実はそれビタミンCが不足しているのかもしれません。

ビタミンCというと美容にいいといわれたり、化粧品に入っていることも多いですが、美容面だけでなく生命維持にとっても大切な栄養素なんです。

今回はビタミンCの働きについて詳しくみていきたいと思います。

大航海時代に恐れられた壊血病

長期航海でビタミンCが不足する

15世紀から17世紀にかけて、新大陸発見や新たな交易ルート開拓のためにヨーロッパの人々が長距離の航海に繰り出すようになりました。

船員たちは、長いときは何か月も船の上で過ごすこともありました。この時代はもちろん今のようなレトルト食品などありません。フレッシュな食べ物より長期間保存の効く塩づけの肉などを持っていくことが多かったようです。そうなってくると不足するのが、ビタミン類。特にビタミンCは過熱したり空気や熱、酸に弱い性質があるため、航海中に特に不足しやすかったといわれています。

ビタミンCと壊血病

そしてビタミンCの不足で起こるのが壊血病です。壊血病は身体の至る所から出血しやすくなり、大航海時代には死に至る不治の病とされていました。

その後オレンジなどの柑橘類を食べることで、壊血病を予防治療できることが分かったのですが、実は現代においてもこの壊血病になる人はいます。

様々な理由で、食事摂取不足などが続くことでビタミンCが不足し、壊血病(ビタミンC欠乏症)となることがあるのです。

現代における壊血病

どんな人がなりやすいのか?

よくあるパターンとしては、アルコール依存症の人です。アルコール依存症の人はアルコールを多飲するかわりに食事をほとんどとらないことが多いです。そのため、ビタミンCに限らずあらゆる栄養が足りておらず栄養失調の状態になっていることがあります。

また高齢者の場合、認知症等で食事の管理ができていない場合にもビタミンC欠乏症になることがあります。

どんな症状がでるのか?

初期症状としては、倦怠感(身体がだるい、疲れやすい)、や不安感・抑うつ感がでてくるといわれています。

進行してくると、特に毛穴周囲での内出血や歯茎からの出血、傷が治りにくくなったり、毛が乾燥してねじれた毛などが増えるということがおこってきます。

ビタミンCが不足すると出血しやすくなるのはナゼ?

壊血病は、身体の至る所から出血する病として恐れられていたように、ビタミンCが不足すると出血しやすくなります。なぜビタミンCが不足すると、出血しやすくなるのでしょうか。

ビタミンCの役割の一つとして、コラーゲンの生成があります。コラーゲンをつくる際にはビタミンCが必要になります。コラーゲンは細胞と細胞の間をつなぎ、細胞同士の結びつきを支える役割を担っています。

そのため、ビタミンCが不足しコラーゲンがつくれなくなると、血管の細胞同士のむすびつきが弱くなり、血管がもろくなります。

血管壁のもろくなったところから血液がもれだし出血するようになるのです。

またコラーゲンが不足すると血管だけでなく皮膚や骨までももろくなります。

コラーゲンと聞くとお肌のハリがなくなる!といったことが一番に思いつきやすいのではないかと思いますが、実は出血したり、骨が折れやすくなったりと命にもかかわってくるものなのです。

ビタミンCってどんなビタミン?

ビタミンCの不足は致命的な疾患にもかかわるこわいものだと説明しました。ではビタミンCってそもそもどのようなビタミンなのでしょうか。

ビタミンCは水溶性ビタミン

水溶性ビタミンとは文字通り、水に溶けやすいビタミンのことです。

たくさん摂っても体内には残らず、腎臓からおしっことして体外に排泄されます。

逆にいうと一気に大量に摂取したとしても、すぐに体外に出てしまうため、毎日こまめに補充していく必要があるということです。

どれくらいとったらいいの?

厚生労働省の食事摂取基準によると、推奨摂取量は1日に成人男性で90mg、女性は75mgとされています。

ただし喫煙者は血中のビタミンC濃度が低い傾向にあるので、タバコを吸う方は特にビタミンCを多めにとるように心がけたほうが良いようです。

ビタミンCは熱に弱い性質があるので調理する際には注意が必要です。ゆでた場合はビタミンCの含有量が半分くらいに減ってしまうこともあります。

サプリメントから摂取する方法もありますが、厚生労働省の調べでは、サプリメントでビタミンCを大量にとったとしても健康への効果は特にみられなかったようです。

野菜や果物からビタミンCをたくさん摂るようにすることは、難しいです。しかし、必要なビタミンC量を野菜や果物から摂るように心がけることで、自然と食物繊維や他の栄養素もたくさん摂ることになります。

そのため、サプリメントでビタミンCを摂取するより、野菜や果物から摂取するほうが健康への効果は大きいようです。

どうやって摂る?

果物からの手軽な摂取方法としては、ゴールドキウイがおススメです。ゴールドキウイは一つ食べるだけで一日分のビタミンCが摂取できます。

緑色のキウイよりもゴールドのほうがビタミンC含有量は多いです。そしてゴールドキウイのほうが甘味があって酸味が少ないので食べやすいです。酸っぱいのが苦手という方も、ゴールドキウイを試してみてはいかがでしょうか。

ただスーパーによっては緑のキウイより、ゴールドキウイのほうが少しお値段が高いことがやや難点。

また野菜から効率よく摂る方法としては、パプリカや赤ピーマン、ブロッコリーが手軽でおススメ。

パプリカはスライサーさえあれば、適当にスライスしただけで映えるサラダのできあがりです。

ブロッコリーは冷凍でもよく売られているのでストックしておくと便利です。

コラーゲン生成以外にも役割がある

ビタミンCの抗酸化作用

ビタミンCは抗酸化作用があり、様々な病気の予防につながると考えられています。

一つはがんの予防です。がんの発症の一つの原因として、細胞の酸化による損傷があります。ビタミンCの抗酸化作用はこの原因の予防につながるのではないかと考えられています。

また心血管疾患についても同様に予防効果があるのではないかといわれています。

しかし、これらは、ビタミンCを野菜やくだものからとった場合で、サプリメントから摂取したときの実験結果ではありません。やはり普段から野菜やくだものはたくさんとるように心がけたいですね。

参考

地方独立行政法人東京都健康長寿医療センターhttps://www.tmghig.jp/research/topics/201606/

厚生労働省eJIM https://www.ejim.ncgg.go.jp/pro/overseas/c03/16.html

食品中ビタミンの調理損耗に関するレビュー(その2)https://www.jstage.jst.go.jp/article/vso/91/2/91_87/_pdf/-char/ja?_ga=2.258535882.1717371016.1631196664-81620741.1631196664

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