自分は何もできないと思った時

2022.02.12

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やる気も自信もゼロの状態からやり続けることができた理由

私は小学3年生のころからサッカーを習っていました。その頃からゆるーく続けてきたのでサッカー歴20年近くになります。

この頃は女子サッカーが今ほど普及しておらず、男の子に混じって習うしか田舎に住む私には手段がありませんでした。

習っていたと言ったら烏滸がましいのですが、その頃は練習もろくに取り組まず、隅っこで砂遊びしている、という感じです(笑)

理由は男の子がちょっかいをかけてくるのが嫌だったのと、一緒に習っていた女の子が「あっちで遊ぼう」と言ってきたから、というまさに自分の意志ゼロの人に流されまくりの子供でサッカーをやりたいと自分で言い出したくせに何しに来てるのかよくわからない状態でした。

出来ない自分、周りに圧倒される自分、怒られる自分、そんな自分自身が嫌だったのを覚えています。上手くできないからやらない方がマシだ、と逃げていたんだと思います。

そんな私にも転機があり、住んでるところから車で30分ほどかかるところにある女子チームのコーチから「うちのチームに入らないか?」と声をかけていただきました。

そのチームは人数が少ないため練習は男女混合で行うのですが、とてもみんな仲が良く、和気藹々としており元いたチームとは大違いでした(失礼)

何より私を認めてくれるチームメイトの存在が嬉しかったのを覚えています。

「さおりはボールキープが上手だから中盤で試合に出てね!」とコーチに言われました。

そこから私のサッカー人生は大きく変わりました。

コーチに褒められたボールキープ、もっと上手になりたい。このチームで一対一が強いのは私なんだ。

私はこのチームの一員であることをとても強く感じたし、その分みんなで勝ちたい、という気持ちも高まりました。

以前いたチームではそんな気持ちは微塵もなく、怒られませんように、ミスしませんように、あー試合出たくない…などそんなことばかり考えていたので大きな心境の変化でした。

上手くいかない時にまずやるべきこと

これは誰だって、大人になっても同じ。自分がちゃんと認められて、努力を評価されて、受け入れてくれる。そんな場所だから120%の力を発揮できるのです。

今もし、自分は出来ていない、自分には何もないと思う方がいたらまずは自分を責める前に冷静に状況を見つめ直してみてください。その環境や行動、思考はあなたを幸せにしますか?

まずは安心できる環境に行くか、信頼できる人に会いましょう。自分を否定する存在や状況から離れましょう。

それは逃げでもなんでもなく、自分を守るために、自分の生き方を見つけるために大切なこと。自分が発する心の声にちゃんと耳を傾けてあげてください。

何かのために無理して頑張っているあなたももちろん素敵だけど、でもただ生きてくれている、それ以上に大事なことなんてこの世にないのです。あなた自身を大切にしてください。

まずは少し一息ついてしっかり休んだらまたやりたいことをやればいい。

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