人から受けとる言葉からネガティヴ感情を手放す

ちょっと昔話をしたいと思います。私が中学生のころの話しです。

中学生に上がったすぐのころ、私はクラスの男子たちに陰でジョンレノンと言われていました。どうしてかというと、私の髪はすごいくせ毛でボサボサ、目も悪いので丸い分厚いメガネをかけていたからです。

どうして陰で言われていたのに本人が知っているかというと、ご親切な女子が「みんなに言われてるのしらないのー?」と教えてくれたからです。子供って残酷ですよね。

中学生のころの私はその言葉を直球で受け止めたものだから、とても傷つきました。

「ジョンレノンて、男やん…」

そもそも思春期に男に似てるって言われたらそりゃあ大なり小なり傷つきますよね。

でも、もし今、ジョンレノンに似てると言われたら、

「めっちゃオシャレやしクールな人やん。むしろありがとう。」

くらいに感じたと思います。

どうして、中学生のころの私と今の私で受け止め方が違うのか。

それは今の私が彼の思想や、どんなことをしてきた人なのかを知っているからです。

男子たちの「ジョンレノンに似ている」という言葉は、おそらく悪意を含んだものでした。

でも別に相手の思い通り”悪意”と解釈してあげなくても良かったのです。

女の子をバカにする言葉としての「ジョンレノン」ではなく、オシャレのメタファーとして「ジョンレノン」という言葉を受けとる。

陰口を言っていた子たちにそんなことを言ったら、またバカにされるかもしれません。それはもう仕方ない。

その子たちはきっとカバよりもバカなのだと思うしかありません。

(関係ないですがカバって実はワニより人を殺している動物らしいです。あんな丸っこいフォルムなのに、見かけによらないものですね)

世の中には、平気で人を傷つける人間もいて、そういう人たちは基本的に何をいっても変わってくれることはない。

他人を変えるのはとても難しい。だけど、自分の世界は変えられる。

「ジョンレノン」という言葉を悪意と受けとるのか、オシャレのメタファーと受けとるのかで、自分の世界は180度変わるのです。

そうやって多様な解釈をするためには、豊富な知識と少しのユーモア(ちょっとしたユーモアは自分の世界でも自分を楽しませるスパイスになると思う)が必要だと思っています。

今回の例でいえば、「ジョンレノンの思想や功績」を知っている(知識がある)ことで、単なる「眼鏡をかけた男の人」以上の解釈ができる。

そうやって人から言われた悪口を、誉め言葉に変換していく。

そんな言葉はねのけて無視すればいいと思う人もいるでしょう。でも私はそういうことを無視することが苦手なのです。どうしても考えてしまう。

だから、むしろ逆に…

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