「悩みに振り回されない自分」を見つける方法

頑張りすぎるあなたへ届けるヨガ哲学

今、考えごとや悩みがつきず、疲れているあなたにぜひ読んでほしい。

どうしたら生きやすくなるのか。

ずっと探し求めているなら、その答えはすでに自分が知っているということを。

「考えや感情は動き続けるもの それは空に浮かぶ雲 雲は風に流される

雲は形を変え 雨を降らし 陽の光を届けるように 色も変えるが 

空自体は変わらず存在する その姿を見たことはあるだろうか

どんな考えの後ろにも あなたは変わらず存在する その姿を見ることができれば

雲の模様を面白く眺めることができる」 -ヨガスートラ第1章より一部抜粋

あなたの悩みはなんでしょうか。

人間関係、金銭、残業、生き方、あるいは毎日の食事レシピを考えること…

様々あると思います。

では悩みを生み出しているものは何だと思いますか?

悩みのきっかけはいつも外からやってきます。あなたに向かって風が吹くように。

そのきっかけに対して、あなたはどうしたら前に向かって歩けるか考えますね。

その考えこそが、悩みを生み出しています。

外からのきっかけ(刺激)に対処しながら生きている私たちにとって、

悩みを生み出すもの=きっかけと混同しがち。悩みを生み出すもの=考えなのです。

そしてさらに厄介なのは、考え=自分のアイデンティティであると思い込んでしまうこと。

そうすると何が起きると思いますか?

悩みを生み出すもの=考え=自分のアイデンティティ という方式

悩みに振り回される「自分」の出来上がりです。

考えというのは、職場、家庭、友人…あらゆる関係性や場面の中で常にやりとりされるものなので、生活に大きな影響を与えるものですよね。

考え=自分のアイデンティティ そのままでいると、自分も振り回され、当然周囲も振り回されることになるのです。

考え≠自分なワケ

ところが、考えというのはあなた自身ではありません。

冒頭の言葉を思い出してみてください。

“考えや感情は動き続けるもの それは空に浮かぶ雲 雲は風に流される

雲は形を変え 雨を降らし 陽の光を届けるように 色も変える…”

風という刺激を受けるその都度、リアクションとして生まれる考えや感情は、常に変化します。生きるために、形を変えるのです。

そして雲は空の場所を変えたりしますか?雲に引っ張られて、空がどこかへ行ってしまうことはまだ観測されていませんね。(笑)くだらない冗談です(笑)

そう、あなたは常に変わらず同じ場所に居ます。

“空自体は変わらず存在する その姿を見たことはあるだろうか

どんな考えの後ろにも あなたは変わらず存在する“

考えに意識が向きすぎて、自分を見失っているだけです。

振り回されるときに問う「あなたは雲か?空か?」

悩みを生み出すもの=考え これに意識が向きすぎているとき、私は雲か?空か?と問うてみてください。

“あなたは変わらず存在する その姿を見ることができれば

雲の模様を面白く眺めることができる“

あなたが考えと自分を区別することができたとき、あなたは確かに自分の視点で

その考えを穏やかに眺めることができます。

次第に落ち着きを取り戻し、悩みは、解決できる課題へと姿を変えていくのです。

まとめ

①悩みのきっかけに対処するために考えや感情は常に変化する

②悩みを生み出す考えと自分は別の存在

③考えに意識が向きすぎると自分を見失う

④自分を見つける方法「自分は雲に引っ張られることのない空である」という意識

⑤自分の視点で、考えを穏やかに眺めると悩みの「解決策」が見えてくる

ヨガというものがあなたの人生を照らしてくれるものでありますように

読んでくださってありがとうございます。

人から受けとる言葉からネガティヴ感情を手放す

ちょっと昔話をしたいと思います。私が中学生のころの話しです。

中学生に上がったすぐのころ、私はクラスの男子たちに陰でジョンレノンと言われていました。どうしてかというと、私の髪はすごいくせ毛でボサボサ、目も悪いので丸い分厚いメガネをかけていたからです。

どうして陰で言われていたのに本人が知っているかというと、ご親切な女子が「みんなに言われてるのしらないのー?」と教えてくれたからです。子供って残酷ですよね。

中学生のころの私はその言葉を直球で受け止めたものだから、とても傷つきました。

「ジョンレノンて、男やん…」

そもそも思春期に男に似てるって言われたらそりゃあ大なり小なり傷つきますよね。

でも、もし今、ジョンレノンに似てると言われたら、

「めっちゃオシャレやしクールな人やん。むしろありがとう。」

くらいに感じたと思います。

どうして、中学生のころの私と今の私で受け止め方が違うのか。

それは今の私が彼の思想や、どんなことをしてきた人なのかを知っているからです。

男子たちの「ジョンレノンに似ている」という言葉は、おそらく悪意を含んだものでした。

でも別に相手の思い通り”悪意”と解釈してあげなくても良かったのです。

女の子をバカにする言葉としての「ジョンレノン」ではなく、オシャレのメタファーとして「ジョンレノン」という言葉を受けとる。

陰口を言っていた子たちにそんなことを言ったら、またバカにされるかもしれません。それはもう仕方ない。

その子たちはきっとカバよりもバカなのだと思うしかありません。

(関係ないですがカバって実はワニより人を殺している動物らしいです。あんな丸っこいフォルムなのに、見かけによらないものですね)

世の中には、平気で人を傷つける人間もいて、そういう人たちは基本的に何をいっても変わってくれることはない。

他人を変えるのはとても難しい。だけど、自分の世界は変えられる。

「ジョンレノン」という言葉を悪意と受けとるのか、オシャレのメタファーと受けとるのかで、自分の世界は180度変わるのです。

そうやって多様な解釈をするためには、豊富な知識と少しのユーモア(ちょっとしたユーモアは自分の世界でも自分を楽しませるスパイスになると思う)が必要だと思っています。

今回の例でいえば、「ジョンレノンの思想や功績」を知っている(知識がある)ことで、単なる「眼鏡をかけた男の人」以上の解釈ができる。

そうやって人から言われた悪口を、誉め言葉に変換していく。

そんな言葉はねのけて無視すればいいと思う人もいるでしょう。でも私はそういうことを無視することが苦手なのです。どうしても考えてしまう。

だから、むしろ逆に…

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